農薬の必要性

ニッポンの「食」 働く意欲を奪う鳥獣被害の拡大
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20100701/104138/

農業の専門書によれば、無農薬すなわち全く病害虫を防除しないで作物を育てたらどうなるかという実験データがある。それによれば、米は 27.5%減収。トマトは39.1%。キャベツは63.4%。りんごはなんと無収穫に近い97%の減収になってしまったという。かつて作物が野生種に近かった頃、作物自身が防御力を持っていたが、食味向上や多収穫を目指して品種改良を繰り返しているうちに、防御物質を失ってしまった。

農薬を使わずに68億の人類を地球が養うことは不可能である。巷に氾濫する無農薬礼賛本に騙されてはいけない。