計画停電雑感

関東地区で、計画停電輪番停電)が始まってから半月が経過した。


最初の一週間こそ、1日をトータルで見た場合、停電回数は5回、つまりすべての時間帯で停電があったが、東扇島火力発電所の復旧もあり、3/24以降は、1日で1回あるかないかになった。ある場合は、夜の時間帯である。どのみち土日は停電にならないし、グループは5つあるので、これならば、「一週間に1回、停電の順番が回ってくるかどうか」という程度で済んでいる。また、3時間というのは「最大」であって、実際には1〜1.5時間程度の停電で済んでいることが多いようだ。


これから暖房需要が減っていくので、節電効果もあって、計画停電はおそらく4月になればなくなるか、あってもごく僅かで済むのではないか。むしろ7月以降の冷房需要期のほうが電力需要は大きいので、この時期の計画停電のほうが心配である。


早稲田大学立教大学明治大学慶應大学などが、5月から授業を開始するという。だが、これらの大学のメインのキャンパスは、すべて東京23区なので、もともと今の時期の計画停電から除外されている。だが夏には、これらの大学のメインのキャンパスのある東京20区でも、計画停電が予定されている。いったいこれらの大学は、暑くなってくる7月以降に、授業をどうするつもりなのだろうか。むしろ4月は通常通りにスタートさせ、7月半ばで打ち切りにするほうが、懸命だったのではなかろうか(一部の大学は、この方向で対処すべく動いている)。