20191122 日本記者クラブ「英語教育改革の行方」(2) 羽藤由美・京都工芸繊維大学教授

https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/35548/report

以下、ご発言内容(大意):

・ 大学の中で多くが反対しているか? そうではなく無関心。

・ 心ある者が反対している。

・ 自分の良心に基づいて反対している過程で、学長室に10回ぐらい呼ばれた:「ツイッターに気をつけろ」、テレビの取材が入るたびに「言葉を慎んでほしい」、「個人として出ろ」・・・。

・ 学長には「憲法違反」だと言い返した。

・学長とてこの英語テストに賛成はしていない。でもその学長がなぜ私を呼ぶか? 隣には、文科省からの事務局長(副学長)がいた。要は、羽藤に注意したというアリバイ作り。

・皆、「おかしいよね」と思いながらゲームをしている。

・ それぞれに良心、矜持があっても、それを表に出せない。

・ 今もう大学は委縮している。何かあれば研究費・昇格で、コントロールされて萎縮している。研究も小粒の研究をつじつま合わせでする。

・ 皆がつじつま合わせで思考停止している。

・ 皆が無関心、視野狭窄。「自分」の「明日」のことしか見られない。

・ 財や名を成したシロウトが、集まって、個人的な経験や感想を言い合い、その中で決めた現実味のない教育政策が、そのまま現場に下りてくる。その時、御用学者がその推進に無批判に協力する。