ミャンマー軍事政権の利権

ミャンマー軍事政権は、ルビー、サファイア翡翠の輸出独占という利権をもっている。その額、推定で7億5000万ドル、ただし採掘現場は児童労働もあり、鉱夫には「黄金の三角地帯」からのヘロインを与えながらの採掘。米国は2003年に輸入を停止(徳岡孝夫「女性の胸元を飾るるビルマ軍政の利権」『Foresight』2007年/12月号、105ページ)。


コンフリクト・ダイヤモンドの次は、コンフリクト・ルビー、コンフリクト・サファイア、コンフリクト・翡翠か。中国経由で入ってくるものが多いというから、キンバリー・プロセスのような原産地規制も、むつかしかろう。


なおサファイアの産出量としては、アジアでは他にスリランカが多い。