小沢という人は、政局を読み流れを作るのが本当にうまい人だと、つくづく痛感させられる。


これでもし勝てば、「もう一度マニフェストに立ち返えろう」と、自分の思い通りにやれる。この場合、負けた反小沢グループがどう動くか。逆に、もし負ければ、現職の総理を引き摺り下ろそうとしたわけであるし、これは離党する口実になる。小沢グループ150名余のうち離党してまで小沢に付いていくのは5〜60名と言われているが、衆議院で60名が離党すれば、管直人政権は衆議院過半数割れとなって崩壊する可能性が高い。


どうやら民主党は分裂コースに入ったのかもしれない。政界再編の可能性が出てきた。


それにしても、「もう一度クリーンな民主党を」「小沢幹事長にも退いてもらいたい」「総理経験者が影響力を及ぼすのは良くない」と言っていた鳩山が小沢に代表戦出馬要請とは、いったいこの男は何を考えているのか。沖縄県民ならずとも、「ハトじゃなくてサギ」と言いたくなる。


その沖縄と言えば普天間問題だが、「小沢首相」になれば、この問題がもう一度動くかもしれない*1