読了(6月)

 

部分的な読了

第1章(末原達郎)で、2000年時点での世界の農業人口が25億6700万人とされている。データの出所は、FAOの調査だそうである。注の表記がよろしくないため、出所の文献が判然としにくいが、FAOのProduction Yearbook 2000 であるように思われる。しかし、FAOのStatistical Yearbook 2020: World Food and Agricultureのp.4によれば、2000年時点での世界の農業人口は10億4800万人であり、より厳密に言えば、Statistical Yearbook 2020: World Food and Agricultureのp.105によれば、2000年時点での世界の農業人口は10億4792.5万人ではなかろうか。また、末原は「世の中で、これほど多く、農業に従事する人びとがいた時代はなかったし、今後もますますその数は増加する傾向にある」としているが(p.9)、Statistical Yearbook 2020: World Food and Agricultureのp.105によれば、世界の農業人口は2000年以降、減っているようである。

 

 

アフリカ研究者の書くものは、誤植が多い、のだろうか。