読了

散発的に用事があって、今週は思うように研究のための時間が取れない。ペーパーを書いている最中なので、まとまった時間が欲しいのだが・・・来週もこの状態が続く。


昨年に読み終えた本だが。

アル・カーイダと西欧―打ち砕かれた「西欧的近代化への野望」

アル・カーイダと西欧―打ち砕かれた「西欧的近代化への野望」

アルカイダは、しばしばイスラム原理主義だと言われる。しかし、そもそも革命的なテロルによって現在の支配者を一層して理想社会を作り上げようとする思想は、もともとイスラムにはなく、こういう思想は、むしろ西欧の近代が生み出したものなのだ、と言う。つまりアルカイダは西欧的近代化の鬼子だというわけである。刮目に値する書。