読了

軽い帝国―ボスニア、コソボ、アフガニスタンにおける国家建設

軽い帝国―ボスニア、コソボ、アフガニスタンにおける国家建設

「帝国是認論」というのが、訳者による本書の評価である。しかし、こうした評価は単純に過ぎると思う。むしろ、アメリカを「軽い帝国」(帝国としての責務を十分に果たそうとしていない)と位置付けることによって、その軽さを戒め、破綻国家に対するより積極的で、深く、長期的な国家建設(Nation-Building)への関与を促しているものなのではないか。



・・・と思いたい。
これほどあからさまな、是認論であるならば、きっとウラがあるはずだ。