上京

所用(学会)で東京へ行く。かろうじて座ることができたが、自由席は満席で立っている人もいる。3月下旬というのは、新幹線は混むんだ。引越し、春休み旅行、その他、移動の多い時期なんだろう。まだ土曜日だからマシだが、平日であればリーマンの出張族がこれに加わるから、座ることができない場合も多い。そういえば5年前の春休みの平日に京都から東京へ向かった時も、名古屋までデッキで立ちっ放しだったな。
などと回想にふけっていると、数列前で、大きな荷物を抱えた女性一人が、3列シートの真中の席で荷物を抱えて縮こまっているのが目に入る。そこの隣の男性よ、「網棚に荷物を上げましょうか」と声を掛けてあげたまえ。

名古屋で乗客の入れ替え。斜め後ろの3列シートがあいたのでそちらに移動。すると、隣の3列シートの真中の席に、大きめの荷物を持った女性が座る。荷物を上げるかどうか申し出ると、上げて欲しいとのことで、さっそくお手伝い。
新横浜で下車。横浜線のホームを歩いていると、階段の脇で若い女性がしゃがみ込んでいる。顔を覗き込むと真っ青なので声を掛けると、案の定、「貧血で少し具合が悪い」。「冷たい飲み物でも買ってこようか」と申し出たが、「大丈夫」とのこと。それならばよろし。自分も貧血になるのでよくわかるが、時間が解決してくれるんだ。それにしても、誰も彼女に声を掛けないのだろうか。新幹線の車中といい、ホームでといい、隣人に冷たすぎないか、日本人。


学会会場で幾つか発表を聞いた後、懇親会に出席。京大の院生と知り合う。皆さんよく頑張っている。自分も頑張らねば。


懇親会終了後、川崎へ投宿。明日会う知人と、時間および場所の打ち合わせを電話で。