そんなに面白いか、「電車男」

例の「電車男」のストーリーが書籍化されて、評判になっている。有名新聞の書評でも取り上げられている。今日は読売が書評で取り上げていた。


しかし、どれもこれも、ほめっぷりがちょっと異様ではないか。「礼賛」「絶賛」傾向は、特に40代以上の人間に目立つ。ネットにあまりなじみのない世代であり、ネットに関係した事件があると「バーチャルとリアルの区別ができなくなって云々・・・」というつまらない議論をする世代だ。リアルな人間関係とネットの人間関係を対立的に捉え、後者を《人と人とのつながりの薄い世界》と捉える彼らにとって、「電車男」のような「心温まる」ストーリーは意外であり、その意外感が「若い世代はすごい」とか「助け合いの新しい可能性を見た」といったような礼賛につながるのだろう、きっと。



そもそも、ストーリーとしても、そんなに面白いですかね、これ。

http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Aquarius/7075/trainman.html