気になる本

ソフトウエア企業の競争戦略

ソフトウエア企業の競争戦略

マイケル・クスマノという学者の存在については、アメリカのIT産業を分析している後輩から最近になって教えてもらったのだが、この人の専門(最近の)はソフトウェア産業の戦略分析のようである(かなり昔に、自動車産業に関する著書もある)。クスマノの著作として教えてもらったのは以下の2冊。



プロダクト志向とビジネス志向とを分析して、ビジネス志向の優位を指摘(プロダクト志向はソフトウェア・エンジニアリングを重視するのに対し、ビジネス志向はあくまでも金儲けを重視する)。


Japan's Software Factories: A Challenge to U.S. Management

Japan's Software Factories: A Challenge to U.S. Management

日本の「リーン生産方式」が製造業だけでなくソフトウェア産業にも応用されている、そのためプロダクトの生産性は高い、という話らしいが、発行されたのは日本型経済・経営システム論の絶頂期。現時点からすると、「ホンマかいな」という感じはする。