国際金融(米倉茂氏)

米倉茂「異聞サブプライム教授列伝ABC(上) : そのサブプライム金融危機の分析における学問作法」
http://portal.dl.saga-u.ac.jp/handle/123456789/118096
米倉茂「異聞サブプライム教授列伝ABC(中) : そのサブプライム金融危機の分析における学問作法」
http://portal.dl.saga-u.ac.jp/handle/123456789/118103
米倉茂「異聞サブプライム教授列伝ABC(下) : そのサブプライム金融危機の分析における学問作法」
http://portal.dl.saga-u.ac.jp/handle/123456789/118104

批判の対象となっているのは、浜矩子、本山美彦、田中素香、星野郁、岩田健治、河村哲二、中尾茂夫、小川英治、竹森俊平、地主敏樹の各氏である。特に誰を強く批判しているのかについて、実物を見て頂戴。


それにしてもなぁ・・・河村哲「治」(下、p.27)という表記は、いかがなものか。これに限ったことではないが、米倉氏のこれまでの書いた論文を読めばすぐ分かることだが、彼の癖として、人の批判が大好きな割には初歩的な誤植が多い、ということは指摘されねばならない。人の批判をするならば、誤植は極力ゼロにするのが、スマートだとは思う。

もとより本人も、自分自身を「根っから不注意者」だと言っており、「またまた、とんでもない誤記を犯してしまったという恐怖観念にかられ」ることもあるそうなので(「両大戦間の国際金融の研究における日本の研究者の動向 : 金井雄一氏の『ポンドの苦闘:金本位制とは何だったのか』(名古屋大学出版会、2004年2月)の公刊の意義を中心に」、『佐賀大学経済論集』37(2), p.9)、おそらく誤植が多いことの自覚はあるのだろうけれど。