読了:進藤榮一『アジア力の世紀』

しばらく読むのを中断していた進藤榮一『アジア力の世紀』を読み終える。これは、良くない本である。「こういう本を読むことに、貴重な時間を費やしてはいけない」とも思う。「こういう本を何冊も読むよりも、学者が渾身の力を込めて書いた学術書や、学術的にしっかりとした書を1冊選び抜き、それをしっかりと読み倒すほうが、はるかに有益だろう」とも感じた。後悔と教訓を込めて、以下に評しておきたい。