読了(ミラノヴィッチ『不平等について』)

不平等について―― 経済学と統計が語る26の話

不平等について―― 経済学と統計が語る26の話

ブランコ・ミラノヴィッチ『不平等について』を読了する。これは、まあまあの本である。世界のすべての人を一括して見ると、所得のばらつきの6割は、どこに住んでいるか(国家間格差)で決まり、2割は両親の所得階層で決まるという。つまり、残る2割が本人の才能、性、運などによるものだという。