太郎丸博「修士課程修了後10年のあいだに何をなすべきか」

太郎丸博「修士課程修了後10年のあいだに何をなすべきか:一つのロードマップ」
http://sociology.jugem.jp/?eid=475
とてもよく纏まっており、全面的に同意できる。社会学の話ではあるが、人文社会科学系であれば、概ね同様ではなかろうかとも思う(分野によって多少のウェイトの違いなどはあろうが)。


それにしても、「博士論文の執筆の前後で力尽きて研究しなくなる人も多い」とか「研究に対する情熱を持ち続けることは、必ずしも容易なことではない。忙しさは、単に研究する時間だけでなく、研究に対する興味や関心をも奪ってしまうことがある」というのは驚かないが、太郎丸氏自身、「一時期は完全に研究する意欲を失っていたが、何とか切り抜けられたのは、研究グループの存在が大きかった」というのは驚かされる。やはり、持つべき者は、友(仲間)である。


ただし、世の中には、この研究グループなるものが、人を貶めたり攻撃するための徒党であったりすることが、しばしばある。こういう徒党は、実はあまり良くないのである。