ブログとツイッターについて

わたしは幼少の砌より、事ある毎に、母親から「口は禍の元」と言われて育ってきた。何も親が世間様に対して異常に気を使っていたということではなく、粗忽者のわたしが、人を傷つける言葉をうっかり口にしてしまって失敗した後に、このように叱られてきたという話である。この種の失敗は、齢を重ねることによって身についた多少の慎みで減ってきたと思うのだが、完全にゼロになったとまでは言えない。


実際、このブログにもいろいろ文句を言ってくる人がいるのである。わたしとしては、名誉毀損にあたることを書いているつもりはなく、あくまでも「事実の論評」の範囲のつもりなのだが、わたしの発言を不快に思う人がやはり世の中にいるのは事実である。文句のなかには、言いがかりとしか思えないものも多いのだが、一々闘うのも面倒であるし、そのような時間ももったいない。なので、こうした文句の相手と、意見の交換はするが、論争(喧嘩)は避けるようにしている。


ブログの世界では、特に有名人のそれで「炎上」なる現象が、時折見られる。わたしは有名人ではないのだが、炎上したくない*1。なので、実名で書いているブログでは、人の批判はしないようにしている。他方でこちらは匿名なので、多少は毒を吐く時もあるが、このブログの書き主のわたしが誰であるかを知っている人も少なくないし、当然のことながら、名誉毀損にあたるようなことは書いていないつもりだ。


最近、利用者が激増しているツイッターはどうか。これも特に有名人のそれで時折、「炎上」がある。わたしが思うに、ツイッターはブログのように表現を後から修正することができず、またブログよりも勢いで書きやすい。この特性ゆえに、ついつい失言・暴言・毒を吐いてしまいやすいメディアなのではないか、というのがわたしの印象である。となると、わたしのような粗忽者は十分に気をつけなければならない。正直に言うと、不特定多数に公開する気になれないのである。というわけで、ツイッターについては、当分の間、直接面識のある方だけにしか公開しないつもりである(もちろん面識のある人だけだとしても、その方を不快にさせる可能性もあるのだが)。どうぞご了承下さい。


 

*1:心無い人民からいろいろ言われても全くめげず発言を続けるアルファブロガー(死語?)と呼ばれる人たちの精神力は、正直言ってスゴイと思う。